タイノエを食べてみた
こんにちは。ご無沙汰しております。ばっばほーんです。
突然ですが皆さん、鯛は好きですか？？
私は大好きです。刺身でも塩焼でも美味しいですよね。
そんな鯛を使って鯛めしを作ろうかなと思い近くのスーパーで鯛を買ってきました。
そして鯛の内臓処理をしていた時!!
ヤツらはいました
やつらとは「タイノエ」
いきなりタイノエと聞いても分からない人が多いでしょう。
タイノエとは鯛の口の中でオスとメスのペアで生息する生物です。
パッと見はダイオウグソクムシに似てますね。
察しの良い方はお気づきでしょうが
そうなんです。
タイノエは寄生生物です（下に写真があるので閲覧注意）
鯛の体液を吸って生きているらしいです。
どんな感じかといいますと・・・・
いいでしょうか
ドン！
こんな感じです。
大きい方がメスで小さい方がオスです。
こいつらがセットになって鯛の口の中に寄生しているわけです。
名前と写真は知っていましたがさすがに初めて見たときは「うへ～～」と思いました。
写真撮り忘れてしまいましたがメスの裏側はブニブニしてました。
ここで私はふと思いました。
もしかしてこいつ食えるのではないか？
と。
なぜなら鯛の口にいたら知らず知らずのうちにかなりの人が食べてしまっているはず。
なのに死人が出たなんて話は聞いたこともありません。
そこで検索してみると....
おおお、食えるらしい!!
無害である上に実際に食べた人がちらほらいました。
エビの味がするらしいとのことなのでレッツトライ。
食べた人はみんな素揚げにして食べてたので私も素揚げで食べてみることにしました。
生で食べてみたかったのですがさすがに身の危険を感じたこの頃です。
ー使うものー
- 油
- タイノエ×２
では調理に入りましょう。
まずはこいつを・・・・
えいやーーーーーー！！
ドヴァアアアアアアアア!!!!!!!
今振り返ってみると油を入れた瞬間に「もう後戻りはできないんだな」と感じていたこともいい思い出です。
こんなにも油を入れるのに躊躇したのは人生後にも先にもこの時だけでしょう。
そして覚悟を決めて・・・
でえええええええええええい!!!!!!!
ジュワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!
200度の油の中で踊り狂うタイノエ達。
ものすごく油が飛びました。きっと彼らなりの最後の抵抗だったのでしょう。
念のためよ～～～～～～く揚げて・・・・
完成!!!!!!
それがこちらです
はい。
もはやここまで来るとなんとも思いません。
食べるまでの時間はすごく短かったです。
でもあらためて見ると結構な代物ですね。
いざ、実食!!!!!!
まず小さいオスを食べてみたのですが・・・・
・・・
・・・・・
・・・・・・・
揚げすぎた・・・・
いい感じに焦げの味がする・・・
う～ん、イマイチ!!!!!!!
ですが本命は大きいメスの方‼
ここからは実際のリアクションと併せてお楽しみください。
パクっ・・・・・
もぐもぐもぐもぐ・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・
あっ‼
ああああっ‼
思ったより旨いぞ‼
確かにエビっぽい味がする‼
小エビのから揚げのような味で食感もエビ‼
さすがは甲殻類、ポイントは抑えてる味でした。
ただ僕はこれをなんとも言えない気持ちで食べてました。
人として大切な何かをタイノエに持って行かれた気がします。
美味しかったのでいいんですが。
さてさて今回は寄生生物のタイノエを試食してみた訳ですがハードルが低かった分おいしく食べられました。多少抵抗はありましたが貴重な経験を得ることができたので良いとしましょう。
良かったら皆さんもタイノエ見つけたら食べてみてください。
僕は二度と食べません。
あと作った鯛めしはものすごく美味しかったです。
それではまた。
